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  • 遠枝恵実

母と惑星について、および自転する女たちの記録

 昨日、高知市文化プラザかるぽーとまで舞台を観に行きました。4人だけのお芝居、舞台となる場所ははイスタンブールと長崎。時間軸の流れに合わせ変わる私好みのシンプルな照明と舞台装置。わざとらしくない自然と会話の流れで笑える場面も多々あり、でも最後30分くらいは一気に展開が駆け巡り、最後まで見入ってしまう展開でした。決まりの良い終わり方といえばそうでなかったけど、なぜか私の中ではすっきり何かが腑に落ちた、心に1つ、良い種を植えることが出来た、そんな素晴らしい舞台でした。 

 私が舞台で好きなのは、開場から開演までの時間と、最後に役者全員で挨拶をする瞬間です。舞台というその1、2時間しかない世界が始まるまでの、その世界に入るそわそわ感と緊張感となんともいえない空気感は、役者も観客も一緒に感じられ、共有できる唯一の時間だと思っています。今回、舞台が終わり、キムラ緑子さんが舞台袖から出てきて4人並んだ時、思わず涙が出てきてしまいました。緊迫した空気が一斉に和らぎ、拍手喝采の中、役に入っていた役者たちがそれぞれに戻り安堵した表情を見た瞬間、私も現実に戻り、2時間この世界を創り上げた、役者、舞台関係者たちの集中力の重さを体で感じ、その凄さに思わず涙が出てしまいました。

 とにもかくにも良い舞台でした。

 

#高知 #文化プラザかるぽーと #舞台 #芸術

 



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